ヘリオス
仕上積算
平面図のように画面上に外部仕上、内部仕上、間仕切等の部材を配置していくだけでリアルタイムに仕上材と数量を確認することが可能。数量を拾うという感覚から、図面を描くという積算方法への変化を実感して頂けます。
FEATURE
HELIOS による仕上積算の特徴
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仕上区分は(外装、内装、共用、分譲、賃貸など)最大90 区分まで設定できます。住宅タイプ区分集計や用途ゾーン区分集計が行え、明細計上はその区分で分類計上することも、「外部」「内部」にまとめることも可能です。
2
図面と同じように仕上表が作成できます。仕上材は予め登録されたリスト(材料定義)から選択を行いますので、煩わしい名称入力などは不要です。他物件の仕上表やユニット材料(表層材~下地材の組合せ)をコピーして流用することも可能です。
3
仕上数量拾いは以下の3 つの入力方法から選択(混在も可能)できます。全ての入力データは個別入力画面に集約されます。
4
「仕上個別入力」:手計算イメージの表形式入力画面ですが、内部室、屋根、外壁など専用画面を用意して入力の簡略化を追求した、簡単且つシンプルな入力画面です。増改築、改修工事にも使用できます。
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「イメージ個別」:PDF やDXF 等の図面データを画面に表示し、マウスポイントで面積や長さを計測します。
計測されたデータは仕上個別入力画面に取り込まれ、各種補正が行えます。計測した図面データに色を付けて計測結果を保存することもできます。
また、図面と個別データはリンクが保持され図面データを変更すると該当個別データの数量も自動的に変更されます。
6
「仕上配置入力」:配置データに躯体の柱、梁、壁などを配置し、間仕切壁や断熱材、内部室などを配置すると、仕上寸法が自動
計測され、仕上個別画面に変換されます。内部室では、部屋の内法寸法、柱型、梁型、開口などが自動計測され、仕上個別入力
画面で自動計測の内容確認や各種補正が行えます。
7
建具は、建具本体と附合物が簡単に入力できます。
建具姿図データを内蔵しており、姿図を選択することにより、標準的な附合物が自動計上されます。(補正も簡単に行えます)
また、建具キープランのように配置させることで建具数量の自動算出が可能です。
配置機能・表
構造積算同様に、平面図のように画面上に部材を配置します。外部仕上、内部仕上、間仕切、開口等が配置でき、配置すると同時に仕上材と数量がリアルタイムに確認できます。
拾うというより図面を描く積算方法となります。
仕上配置数量は、CAD のようにただ単に数量が算出するだけでなく、柱型、梁型、壁下地材、役物などが自動認識され、根拠も明確で、官公庁に提出できる数量調書が印刷できます。その他、表入力で配置寸法を利用して雑金属等の算出も可能です。
また、急な設計変更があっても仕上材や、部材を変更するだけですぐに変更にも対応可できます。
PDF・DXF 計測機能
設計図の図面データをシステムに読み込み、計測した寸法を利用することが可能です。データ形式はPDF、DXF、BMP、JPG、PNG、JIF、TIF のデータを読み込んで計測することが可能です。
毎回PDF 等のデータを読み込まなくても、過去に計測したデータを保存でき、すぐに再計測することも可能です。
仕上表と材料定義
内部室や外壁、間仕切などの仕上表を作成できます。内部室では、天井高さや部位ごと(床、巾木、壁・・)にユニット材を指示します。ユニット材とは、表層材から下地材までの組合せ材料で、材料定義画面から選択します。
仕上表やユニット材は、マスター登録しておくことができます。また、他物件で作成した仕上表やユニット材を、コピー/ ペーストで転用することも可能です。
「材料定義」は、コードを意識することなく自由に作成することができ、その場で、工種別明細書を表示し、明細の並びや表現を確認・編集できる便利な「材料編集」機能があります。
建具
姿図一覧より近似の建具を選択することにより、建具の開き勝手表現だけでなく、ガラス、塗装、シーリングなどの標準的な建具附合物が自動セットされます。
異型建具やカーテンウォールも直接入力する事により対応可能です。同じ建具でも設置場所によりガラスの種類が変わる場合でも、建具を分けることなく処理ができます。
また、個別に数量を入力する以外に、建具キープランのように配置させることで、外部・内部を判断して建具数量を自動算出させることが可能です。
仕上個別入力
Excel 風画面で、直接数値入力を行い、仕上数量を算出する機能です。内部室、屋根、外壁など専用画面を用意して、入力の簡素化を徹底的に実現しています。
数量の増減計算式を入力するセルには、計算式を直接入力できますので、分かり易い計算書を作成できます。後述のDMS 入力、仕上配置入力で指示したデータも、全て仕上個別入力に変換されます。仕上だけでなく、外構や仮設にも使用できる、汎用性を持った入力機能です。
イメージ入力個別
PDFなどの図面データから計測を行い仕上個別入力に取り込む機能です。複雑な形状や曲線にも対応しており、縮窄は図面の寸法を計測して自動判断させますので、正確な計測が簡単に行えます。
また計測データと個別データの情報は1対1で紐付けられており、PDFなどの図面データで計測した面積や長さを変更すると連動して個別データにも変更された数値が反映されます。
処理できるデータ形式はPDF、DXF、BMP、TIFF、PNG、GIFの7種類です。
仕上配置入力
構造部材の配置データに、各種仕上表(内部室や間仕切)を配置すると、仕上数量が算出され仕上個別入力に自動変換されます。間仕切や断熱材は、躯体寸法より面積が自動計算され、開口減分や各種補強も処理されます。
区画されたエリアに、内部室を仕上表より選択してクリックするだけで、床や壁の内法面積、開口減分、柱型、梁型などが自動計測され、仕上個別入力に変換されます。仕上個別入力では、自動算出された寸法位置が配置データとリンクして表示されていますので、補正を素早く簡単に行うことができます。
マンションなど同じ室や間仕切が複数ある場合は、配置範囲コピー機能や倍数入力機能により、効率的なデータ作成が行えます。